独り言のような、何か

おたくの掃き溜め、戯言置き場

ミュージカル「Dance with Devils〜Fermata〜」を見てきた話

 

 

 

 

先日3/15(木)よりAiiA 2.5 Theater Tokyoにて、開演しましたこの舞台。

 

私はDance with Devils (通称:ダンデビ)のアニメイベントや、舞台の初演、再演も観に行っている、生粋のダンデビファンですが、贔屓目無しに言います。

 

 

頼むみんな見てくれ

 

 

誇張してるように見えますが、本当に見て損はしない、絶対に面白いと思わせてくれると私は思うので、25日までやってますのでお時間のある方は是非とも観に行って頂きたいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

そもそもダンデビとは何なのか、と言うところから入りますが

 

女性向け作品を制作する「Rejet」、音楽制作グループ「Elements Garden」、エイベックス・ピクチャーズの3社による共同プロジェクト作品[1]。

「ミュージカルアニメ」と銘打たれ、作中では「歌」でその時々の登場人物の心情が表現される。

2015年に漫画化、2016年にゲーム化と舞台化が行われた。2017年には劇場版「Fortuna」が公開。2018年3月には、PSvitaソフト「My Carol」が発売される。

 

以上Wikipediaより引用

Dance with Devils - Wikipedia

 

 

アニメ原作のストーリーは公式サイトの以下のページから確認できますので此方から。

Dance with Devils(ダンデビ)/ミュージカルアニメ公式サイト

 

 

読むのめんどくさい!と言う方への3行で分かる!ダンデビ説明!

 

 

ヒロインの中に眠るグリモワールを巡りアクマとかヴァンパイアとかエクソシストが急に歌い出したりしながらヒロインを奪い争う愛の物語

 

・・・語彙力が無いのは察してほしい。

でも急に歌い出したりするのはミュージカルアニメなので本当です。

 

 

それはさておき

Rejetさんが制作なので分かるかと思いますが、女性向けアニメです。私は友達に初演の時にチケあるから舞台行かない?!と誘われてから見始めたクチなので、途中からではありますが、アニメがはちゃめちゃに大変面白い。ちなみに私はリツカちゃんを幸せにしたいレムリツ派の南那城メィジ様の舎弟です。

今回は舞台のゴリ押し記事なのでアニメの話は割愛しますが、アニメも見るならニコニコ動画で見るのがおススメです。

 

Dance with Devils 第一幕「倒錯と禁断のカドリール」 アニメ/動画 - ニコニコ動画

 

 

ニコ動の最大の特徴でもありますが、

とにかくコメントが面白すぎる

私は無料視聴期間が終わった後も、コメント見たさに購入して見ていました。

↗︎犬↗︎が一番好きです

 

あとは、ニコ動はポイント購入制にはなってしまいますが、アニメ1話は無料で見れますのでニコ動で見てから続きをDVDなど借りて見て頂ければ嬉しい。

 

 

 

 

 

 

 

ここから少しネタバレ及び自己解釈を含みますのでご注意下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、舞台の話ですが

ミュージカル Dance with Devils(通称:デビミュ)

新作のFermata(フェルマータ)で三作目になります。

新作は、昨年銀幕デビューを果たした

劇場版「Dance with Devils-fortuna-」の続編、またはifの世界を描いた物だと私は解釈しています。

fortuna(フォルトゥーナ)はマリウスと言う謎に包まれた新キャラクターが語り手となり、ヒロインのリツカの今までのお話(アニメ)を振り返る、ダイジェストのような内容でした。勿論新曲なども沢山あったし、ダイジェストのもっとすごいやばい版(?)でしかも劇場は限定されていましたが、応援上映もあったので劇場版もとても楽しませて頂きました。そちらは5月に円盤出ますので是非よろしくお願いします(ステマ)

 

新キャラのマリウスは語り手で、時々出てきては歯車を回す(話を進めていく)だけで、特に自分が何なのか、誰なのかも言及せず、ラストシーンも続編あるのか…?と思わせるような含みのある台詞を言って終わったと記憶しています(婆さんなので記憶違ってたらごめんなさい円盤見て確認して下さい)

ダンデビファンの中ではマリウスって何?という疑問が多く残っていて、考察なども飛び交っていたと思います。

フェルマータ公演でも先程書いたように、映画の続編またはifの世界だからなのか、フォルトゥーナの様にマリウスが語り手となり物語を紡いでいました。

 

 

乙女ゲームあるあるですがエンディングは2種類、Calma(カルマ)とElegante(エレガンテ)の2種類用意して頂いています。

 

余談ですがアニメのEDはレムとリツカの思いは通じたけど、リツカは人間界に残る事を決意し、レムはリツカを思い続ける、これはリンドエンドなのか……?と思うような終わり方でした。

映画フォルトゥーナはレムとの決別を選び、ヒトとしてし、人間界で兄と妹ではなく、今度は恋人としてリンドと生きるエンドでした。

舞台初演はリツカはアクマとして生きる事を選び、レムと魔界で結婚しました(レムリツ民の私はレム様が報われて良かったともうめちゃくちゃに泣いた)

再演からはエンドが2つに別れ、Ending A―Dear My Devil Rem(レムエンド)・
Ending B―Dear My Exorcist Lindo(リンドエンド)でそれぞれ公演を行っていました。

(これでレムリツ推し、リンリツ推し皆が平和になると思いましたが、千秋楽がレムエンドなのにも関わらず、円盤に収録されたのは前楽のリンドエンド。順当に行けばそれが普通だし当たり前なんだろうけどレムリツ派の私は激怒した。(いやリツカが幸せならそれだけで嬉しいけど) 金なら出すので両方のエンドを収録して欲しかったと言うのがファンとしての切実な思いです。)

 

そして本公演では、Calmaがリンドエンド、Eleganteがレムエンドでした。

 

本編はがっつりネタバレになるので詳細はお話しできませんが、映画を見た人には絶対見てほしいそんな内容です。

悩んでいた答えがそこにあった、と映画を見た後のモヤモヤが晴れてスッキリしました。あと、三馬鹿好きな人も見てほしいし、幼馴染好きな人も見て……ヴァンパイアの小鳥ちゃん達も見て………とりあえずみんなみてくれ………………私はEleganteがはちゃめちゃ好きです

 

というか、何より新曲をあんなに大量に歌ってくれたのが一番嬉しかったです。三浦さん本当にありがとうございます頭上がらない。

 

 

そして、初演を見て、再演を見て、新作を見て、と、私がデビミュを見て言い続けているのは

 

ローエン役の内藤大希さんのお歌があまりにも上手すぎて彼が歌うとAiiAの硬い椅子が突然帝劇の椅子になる

 

 

これ初演見た別の友人に

犬が歌うと突然帝劇になった

と言われてめっちゃ納得してからずっと使ってるんですけど本当にマジです。私帝劇行った事無いんですけど。

ダンデビというコンテンツが好きで、デビミュの脚本や演じているキャストさん達の熱量、楽曲や舞台装置、衣装やメイク、キャストの顔面偏差値の高さ、その他諸々全てひっくるめて大好きなんですけど、そこに彼の歌声を聴くのが好き、も追加したい。推しでは決してないけど、本当に彼の歌声はそれだけ(私の中では)聞く価値のあるものだと思っています。

 

 

本公演もほぼアニメで使用した楽曲達を使っているのですが、聞いた事ある方は分かると思うしミュージカルなので普通だとは思うんですけど、結構歌いづらい曲とか多いんですよ、アレ。下手くその素人だから当然だけど、私はカラオケに行っても歌えない………。

ミュージカルアニメなので、本物のミュージカルと同じように話しながら突然歌い始めたり、説明台詞がまんま歌みたいなのが普通で、デビミュもその通り、しかもアニメと違う点はキャストはダンスや演技、中には殺陣をしながら歌う物もあるんです。

 

それを彼はいとも容易く行なっている…ソロ曲のダンスの振り付けは初演からほぼほぼ変わっていない筈なので、毎回結構体が上下左右に動く振り付けなので普通(ここでいう普通は2.5ミュージカルでの普通)は多少声がブレるんですよね。少なくとも私の見て聴いてきた2.5のミュージカルではあれだけ動いてブレない人はなかなかいなかった、筈。

でも内藤さんは、全くブレない。♪もっと知りたい 深く〜の振り付けはわりと上下左右に動いてる印象ですが、ブレないブレない。どころかロングトーンめっちゃ綺麗だしチューナー持ってきて測りたい(?)

そして3回目ともなると身体が覚えているのか、振りのキレもとんでもない。振り付けで抜き足差し足(?)をするような箇所があるけど、そこの足の角度もとてつもなく好きです。

あと、今回初のデュエットソングも歌ってくれたのですが、ローエンのデュエソン「きらりひらり」、原曲とは歌詞を変えていましたが、これがとんでもなく楽しい。作中の流れでローエンが出てくるところで内藤さん、少しホランド(初演・再演時に出てきたレムの教育係)を意識してるのかな、と2日目にしっかりと見て思いました。(と言うか茶番()のシーンだからみんなはっちゃけてたから意識とかはないのかもしれない)

 

 

内藤さんのステマみたいになってますが、今回のキャストさん皆さん、本当に、とても、とてもお歌が上手いです。

そもそもミュージカルアニメと銘打ってるものの舞台化ですし、テニミュ出身の方でほぼ埋まってると言っても過言ではないキャスト陣だったので(笑)初演から全体のレベルは高かった印象ですが、続投キャスト皆さんのスキルアップもさることながら、キャス変のあったリンド、ウリエの2人がめちゃくちゃに上手くて初日にまじで耳が取れるかと思いました。こんな素晴らしいものが8800円で見れて聞けていいのか…?諭吉出しても釣りが来んのかよ!!!と財布を叩き出したい気持ちになった

 

 

そして最後に私の絶対に見てほしいシーンを勝手に発表しますが、リンドがリツカちゃんに電話をかけるシーンです。リツカちゃんは文明の利器iPhoneなのに対して、リンドは黒の(おそらくスライド式)のガラケーなのがはちゃめちゃに萌えました。あそこは再演の時からずっと双眼鏡でぶち抜いてます。(これで黒のケースのスマホとかだったらめちゃくちゃ恥ずかしいですね)

 

 

 

勝手につらつらぐちゃぐちゃと書き綴っては来ましたが、Twitterとかで感想検索しても、否定的な物はあまり見つかりませんし、AiiAの椅子が固くて尻が爆発しそうになる以外は本当に見て損はしない作品だと思うので、お時間のある方は是非ともAiiAに足を運んでくれればと思います。

 

そして見るなら是非とも両エンドを見てほしい…片方でしか歌われない曲やシーンもあるので、リツカを愛した彼らの思いの違いを見比べて、心から楽しんでほしいです。